安伸投資
安伸投資
投資信託は「投資信託運用会社」で作られ、主に証券会社、銀行、郵便局などの「販売会社」を通じて販売され、多くの投資家からお金を集めます。投資家から集めたお金はひとつにまとめられ、資産管理を専門とする、「信託銀行」に保管してもらいます。運用会社は、集めたお金をどこにどうやって投資するのか考え、その投資の実行を、お金を管理している信託銀行に指図します。このことを運用指図といい、運用会社がその権限を持っています。そして、信託銀行は運用会社の指図を受けて、株や債券の売買を行います。
アナリストレポートとは、証券会社が投資家向けに発表している、企業・業界分析レポートです。口座を開いている会社にもよりますが、日々注目銘柄やマーケット動向を分析し、買いや売りといった評価をしています。
今回は、そんなアナリストレポートの落とし穴について紹介していきます。
まずは結論です。アナリストレポートを信じてはいけない理由は、「証券会社が発表しているもの」だからです。
どういうことかと申しますと、証券会社はアナリストレポートと反対の動きがすることで儲かる仕組みを持っているのです。その儲けというのは、アナリストレポートと同じ動きをした投資家たちの損失から来ています。
証券会社の儲ける手口は、現物の取引ではなく空売りです。「空売り」とは信用取引の一種で、簡単に説明すると、「保有してない銘柄を証券会社から借りて、今の株価で売り、将来株価が下がった時点で買い戻す」手法のことです。
将来株価が下がることがわかっていれば、「安く買って高く売る」が成立するため、リターンが期待できます。
それでは、証券会社のアナリストレポートを使用した空売り戦略の具体例を見ていきましょう。
アナリストレポートを使用した空売り戦略によって圧倒的な利益を上げているのが、かの有名なゴールドマンサックスです。
分かりやすいのは2011年に行われたオリンパス株のトレードでしょう。2011年10月12日に、ゴールドマンサックスはオリンパス株に関して、「買い」を推奨するアナリストレポートを発行しています。しかしその翌日、ゴールドマンサックスは大量の空売り注文を行っています。
実は当時、オリンパスの決算報告は、いわゆる粉飾決算が疑われていました。当時の社長(ウッドフォード氏)は損失隠しとして経営陣を告発していましたが、2011年10月14日に解任されてしまいます。
その後、オリンパス経営陣は損失隠しを認めます。このため、株価が急激に下落し、ストップ安の734円となりました。
この騒動によって、ゴールドマンサックスは約22億円以上の利益を得ているといわれています。時系列をまとめると以下の通りです。
どこで利益を確定したかは定かではありませんが、仮に734円の時点で確定していたとしたら、40億円の売却額に対して18億円の買戻し額なので、22億円の利益となる計算です。
なお、2011年11月11日は、さらに下落し436円をつけていましたので、実際はもっと多いかもしれません。
証券会社はインサイダー取引防止のため、アナリストレポートを発行する部署と資産運用をする部署とでは、情報の行き来ができないようになっています。
しかし、今回ご紹介したような事例は、探し出せば枚挙にいとまがありません。
こういうことが起こるのは、証券会社のビジネスモデルにおいて、口座を開いた投資家が儲かる商品よりも自社が儲かる商品をつくらねばならないという理由があるからです。
オリンパス株の事例では、株価が下がることが事前にわかっていた証券会社が、あらかじめ空売りを仕掛けることで莫大な利益を上げました。少なくとも株価が暴落するときでさえ、ボロ儲けできる仕組みがあることを知っておきましょう。
このほか、仕手筋のように、株価を操作する・もしくはばれてないだけでインサイダー取引をするような集団が、市場には少なからず存在します。
ここからは、このような誰かがしかけた流れに乗っていくための手法を紹介していきます。
前述のオリンパス株では空売りによって利益を上げました。実は「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令」という法令により、証券会社などの市場参加者は信用取引残高の報告義務があり、残高割合が0.5%以上のものについては、証券取引所やJPX(日本取引所グループ)で残高が公表されています。
信用倍率ではなく、信用取引の「売残」を見るようにしましょう。倍率では数字が小さいため変化に気づきにくいです。
例えばその業界・その銘柄について、重要な事実が発表される前に、急に出来高や残高が増えた場合は、証券会社や仕手筋が何か仕掛けてきた合図です。
例えばオリンパスでは、1日で約40億円の空売りが発生しました。この時はまだ何の確定情報も出ていない時期で、40億という額は明らかに異常値です。
このように、確定情報が何も流れていない中で、つまり空売り残高が増えた理由を説明することができない銘柄は、何かの仕掛けの合図だととらえることができます。
空売り残高と同様に、こちらも確定情報が何もなく、急に注目され始めた理由を説明することができない銘柄は、何かの仕掛けの合図だととらえることができます。
例えば、大手証券会社がアナリストレポートとともに公表している「推奨銘柄」などは注目です。こうしたものは公表される数日前に、出来高が増えていることが一般的です。
これは、推奨銘柄と公表される前には、すでに証券会社の自社取引や1人で数億円動かせるような大手の取引先には、すでに営業から情報がもれている可能性があります。つまり、推奨銘柄と公表される時点ですでに高値になっている可能性が高いです。
しかし、推奨銘柄となる前に出来高が増えていることがあります。逆に言えば、出来高に注目しこの流れこの流れに乗ることができれば、高値つかみを避けられるでしょう。
医療の発達とともに、人間が生きていかなければいけない年数がどんどん伸びています。
それ自体はとてもよろこばしいことですが、企業の寿命が人の寿命よりも短くなった現代、「働き方」と「将来の資産形成」を、しっかりと考えなければいけません。
この記事では、リタイア後も生活をしていくための、「将来の資産形成」に焦点を当てて、今からでもやるべきことを考えていきます。
生活のために行う投資は、長期投資、特に分散型の投資信託がおすすめです。デイトレードやビットコインといったいわゆる投機とは別物です。
この投資信託は、あくまでも資産形成です。成長が見込めそうな実態(会社など)に、お金を置いておくこと。そして成長したらその分け前を少しもらう、と考えるとわかりやすいと思います。
会社のように実態があるものの成長は、時間がかかるものですので、長期的な視点で行う必要がります。
長期的な視点で見ておくことは、短期的な投資による一時的な価格変動による一喜一憂が必要ないので、初心者の方にもおすすめです。
分散型というのもポイントです。個別の企業を探すのではなく複数銘柄に分散するため、個別リスクを取らずに相場全体の成長を受けることができます。
国内だけでなく、世界中に分散投資ができれば、世界の成長を受け取れます。
なぜ分散型の投資信託がおすすめなのか、そこには理由があります。
人生の中における資産を時系列で考えると、「増やす時期」「取り崩す時期」「引き継ぐ時期」に分かれます。
仕事をしながら資産を増やし、リタイア後に取り崩し、亡くなった後で後世に引き継がれます。
投資を始めようと思う方は、仕事をしても資産が増やせないか、リタイア後の生活に不安がある方だと思います。
生活の中で投資をするというのは、自分が本業で今の生活を支えながら、お金に未来の稼ぎを一部稼いでもらうということです。
短期的な小遣い稼ぎの投資ではなく、長期的な自分の生活の手段として考えていただくと良いと思います。
分散型投資信託がおすすめ、と言われても、ピンとこない方のために、株式投資と比較してご説明していきます。
MUFG資産形成研究所の2019年のアンケート調査によると、最初に投資を始めたのが株式投資の個別銘柄という回答が多かったそうです。
儲かる株の見つけ方も世の中には存在していますが、多くの人にとってこれが非常に難しく、また、抵抗感があることは否めません。
そして意外なことに、投資信託の保有者は、個別株式の保有者よりも金融リテラシーが高いという結果が出たそうです。
投資信託は、多くの銘柄に分散投資してくれる初心者向けな商品ですが、実態は投資に詳し人のリスクヘッジ資産になっているようです。
逆に言えば、投資初心者が失敗しやすいのは、こうした商品の特性を知らないからだともいえます。
複数の投資信託を組み合わせることは、意外と上級者でも難しいものです。
このため、初心者の方には国内外株式のインデックスファンドなど、バランス型の商品を一つ保有しておくだけでも良いと思います。
もちろん、毎月発生する手数料が安いものの中から、今後成長しそうな業界のモノを取り扱っている商品を選ぶのも手です。
おすすめの投資信託商品を紹介しているので、興味のある方はご一読ください
ここでは、株式投資でだれもが目にするチャートの読み方について解説してきます。
なお、こちらで解説するチャートは、管理人が使用しているマネックス証券の画面を基にしています。
ローソク足・移動平均線といったチャートで表されるものを、テクニカル指標と呼びます。これらを理解しておくことで、投資家の心理がわかったりします。また、有名なシグナル(チャートの形)を覚えておくことで、より勝てる投資に近づけるでしょう。
有名なチャートは、みんながそれに基づいてトレードするため、シグナル通りに動きやすい性質を持っているのです。
まずはローソク足・移動平均線といった基本的な用語と、その見方について解説してきます。
ローソク出しとは、こちらの画像にあるような、棒状の赤と青のモノを指します。赤色のモノを陽線・青色のモノを陰線といいます。そして、棒の上下にくっついている線が、ヒゲと呼ばれるものです。取引中についた値段の中で一番高かった価格を上の線、安かった価格を下の線で表現しています。
株式に限らず、投資は時間によって、その時々によって、値段が変わります。ローソク足が表現しているのは、始まりの時点から終わりまでの時点で、どれくらい株価が動いたか、です。
その日の株価の動きがそのまま反映されるので、市場に参加している投資家の心理を見極めるのに役立ちます。
陽線とは、取引開始(寄り付き)時についた、「始値」の価格よりも、取引終了(引け)時についた値段が高かった時使われます。
画像の右に行くほど投資家心理が強くなります。一番強い右側は大陽線とも呼ばれます。
陰線とは、取引開始(寄り付き)時についた、「始値」の価格よりも、取引終了(引け)時についた値段が安かった時に使われます。
画像の左に行くほど投資家心理が弱くなります。一番弱い左側は大陰線とも呼ばれます。
十字線とは、取引開始(寄り付き)時についた「始値」と、取引終了(引け)時についた値段が同じ時に使われます。
こちらのチャートは前後のチャートによって意味合いが変わってきます。詳しくは「上がるチャートの形」「下がるチャートの形」で解説しています。
移動平均線とは、ローソク足の画像にある、緑と黄色の線を指します。読んで字のごとく、ローソク足がどのような動きをしたか、一定期間の平均を取って線で表しています。
最もよく使われるのは、前日から5日間の平均を線で結んだ「5日移動平均線」。そして、25日の平均を取った「25日移動平均線」です。
平均値が上がっている、つまり平均線が上向いていれば、その銘柄の株価は上昇傾向にあるといえます。こうしたことから、平均線は「トレンド線」などとも呼ばれています。
また、ローソク足と組み合わせることで、今の株価は平均と比べてどの位置にいるのか、といったこともわかります。
チャートを使って、下がる株・上がる株を探し利ザヤを設ける手法をテクニカル投資と言います。
過去のチャートの動きから、将来の動きを予測して投資をすることで、このためにテクニカル分析を行います。
テクニカル分析を用いて、今後上がっていくであろう買い時株の見分け方・チャートの形と、売り時であろう下がる株の見分け方・チャートの形についてそれぞれまとめていきます。
今後値上がりが期待できるチャートの形についてまとめています。
「勢力線」「たくり線」といった有名な買いサインに関して、それぞれ解説していきます。
これが株価のピークであろう、売り時サインが出ているチャートの形についてまとめています。
「三羽烏」や「下げ三法」といった有名なサインに関して、それぞれ解説していきます。
チャートを分析して行う株式投資は、損切が怖かったり、欲張ったりして、損失を拡大させてしまうことがあります。
勝ち続けるには、勝つためのルールを作り、それを徹底して守っていくことが必要なのです。
このページでは、今後下落していくチャートの形についてまとめています。売り時・損切ルールを作るために、お役立てください。
売り時の株によくあらわれるローソク足のパターン・形について紹介していきます。
上昇トレンドだった株価が下降トレンドに反転するときのサインです。
画像のように、ある程度決まった値幅で動いている株価は、山と谷ができています。2つの山の部分の頂点を線でつないだライン(天井)にローソク足が触れて、ここを突き抜けられずに株価が値下がりしたら、売りのサインです。
上値のラインに触れて、価格が下がると、山が3つできているように見えるため、三山と呼ばれています。3度も値上がりしたのに突き抜けられないということは、株価に勢いがなく、その値段が銘柄の限界だと判断されるため、強い売りサインだといわれています。
なかでも、真ん中の山が大きいタイプは、強い相場転換のサインと言われています。真ん中の山が大きければ大きいほど反動が大きくなるので、合わせて覚えておきましょう
この時チャートと一緒に確認したいのが、取引高(出来高)です。取引高が多いほど活発に取引されている証拠です。つまり、注目度が高いかどうかがわかります。
注目度が低い株は、今後値下がりしてく可能性があります。上昇していた株の取引高が減ってきたら、今後下落していく可能性が高いと判断できます。
上昇トレンドだった株価が、長めの陽線・短めの陽線もしくは十字架・長めの陰線という形になった場合、売りのサインです。
特に長めの陽線と短めの陽線の間隔(1日目の終値と2日目の始値の価格差)が大きいと、相場転換の大きさが大きいといわれています。
短めのローソク足や十字架は値動きが鈍っている証拠です。そんな時に大きめの値下がりの動きが出てくると、みんなそれに追随していくためだと考えられます。
前述のローソク足とローソク足の間隔(1日目の終値と2日目の始値の価格差)が開いている状態を窓と呼びます。
三空とは窓が3つ連続で続くことを指します。
この場合、買い注文が過熱しており、割高だと判断され売りに出されたり、「空売り」という先物手法をしていた人たちが価格上昇に耐えられず買戻しが一気に発生することで、本来の実力上に株価が釣り上がり、結果損切のために売りに出されるためだと考えられます。
もみ合い相場で陰線が3本連続で階段状にできるような形を取った時は、売りサインです。上値か横ばいでもみ合っているようなトレンドの株に、この形が現れたら売りのサインです。
画像には赤三兵の例外も載せています。上値圏で陽線が3つ出た時も、売りサインと考えていでしょう。
陽線は基本的に上昇への勢いを持つものですが、特に3つ目の陽線が短かったり、ヒゲが長い場合、勢いがなく、下落していく可能性が高いといわれています。
下降相場が、大きな陰線をつけてしばらく一時停止して見えるような場面で、もう一度、前の陰線の下値より低い大きな陰線が現れたら、売りのサインです。
大きな陰線か出た後、落ち着いて見えた時、前の下値を超える陰線が現れると、勢いを取り戻し、再び下降トレンドに乗ります。
抱き線(包み線)は、画像のように前日の足形より、前日の足形を完全に包み込んだ足形です。
上昇相場で現れた時は相場転換のサインです。特に陽線だった場合は、「最後の抱き陽線」と呼ばれ、天井付近のサインとなります。
はらみ線とは、抱き線とは逆に前日の足形のレンジ内で取引を終えることです。
上昇相場では天井付近のサインとなります。
陰線の中に十字線が収まる形の大陰線のはらみ寄せは特に信頼度が高いといわれています。
移動平均線は、ローソク足がどのような動きをしたか、一定期間の平均を取って線で表現したチャート指標の1つです。移動平均線を使用した、値下がり株のチャートの形について、解説してきます。
5日移動平均線のような短期のトレンドを追いかける際に有効なテクニックです。
上昇トレンドだった平均線が徐々に緩やかになり、陰線が現れて移動平均線が下に向いた瞬間が売りポイントとなります。
画像のように5日移動平均線が下に曲がった状態で、移動平均線から大きな陰線が伸びていたら理想の形です。
画像のように25日移動平均線と5日移動平均線のトレンド(方向)が同じ場合、移動平均線同士が接近したタイミングで出現しやすいといわれています。
「株価が上昇した後、短期の移動平均線が長期の移動平均線を突き抜けて下に抜ける」というチャートの形です。
長期のトレンドラインを、短期のトレンドラインが下に突き抜ける形で、上昇トレンドが下降トレンドに転換するサインとなります。
移動平均線は、25日移動平均線と75日移動平均線を使用する場合が多いです。非常に有名なシグナルなので、多くの投資家が利用します。大きな波に乗れるかもしれないので、ぜひ覚えておきましょう。
下落後、長期線が短期線に追いついて調整局面に入ります。その際、長期線が下向きにもかかわらず、短期線が長期線を上回った時は、「深戻し」というタイミングです。
マクロ的な状況にもよりますが、ここからまた下落していくことが多いので、デットクロスを逃した際は注目しておくとよいでしょう。
移動平均線の高値と高値を結んだ線と安値と安値を結んだ線を引いたとき、上下どちらかの線を株価が突き破った時、レジブレイクと呼びます。
実践では下降トレンドでも下値が更新されず、右肩下がりの三角形になったり、上昇トレンドでも上値が更新されず右肩上がりの三角形になったりします。また、上値・下値のレンジが少しづつ狭まっていく真横の三角形になったりもします。
こうした状況を「三角持ち合い」と呼びます。下値を結んだ線からレンジブレイクした時が売りのチャンスです。
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投資玄人になるほど、「投資は売り抜けるのが難しい」と言います。また、退場していく人多くはロスカットポイントを定めていないので、大きな痛手をこうむることも多いです。
投資の世界でロスカットは必須のスキルになります。持っていた銘柄が下落の形を描き始めたら、迷わずロスカットできるようになりましょう。
下落の形はロスカットだけに使用するのではありません。「空売り」のエントリーポイントとしても使用できます。
上昇株を見極めて買いに入ることと同様に、下落株を見極めて空売りを仕掛けることで、収益チャンスも増えていくのです。
チャートを分析して行う株式投資は、ともすれば欲張って買い込んだりして損失を生んでしまいかねません。
勝ち続けるには、勝つためのルールを作り、それを徹底して守っていくことが必要なのです。
このページでは、今後値上がりが期待できるチャートの形についてまとめています。「上がる株しか買わない」というルールを作るために、お役立てください。
買い時の株によくあらわれるローソク足のパターン・形について紹介していきます。
下降トレンドだった株価が上昇トレンドに反転するときのサインです。
画像のように、ある程度決まった値幅で動いている株価は、山と谷ができています。2つの谷の部分の頂点を線でつないだライン(大底)にローソク足が触れて、ここを突き抜けずに株価が値上がりしたら、買いのサインです。
底値のラインに触れて、価格が上がると、逆さの山が3つできているように見えるため、逆三山と呼ばれています。3度も値下がりしたのに突き抜けられないということは、株価が過小評価されている可能性が高く、割安と判断され買われる可能性が高いのです。
なかでも、真ん中の山が大きいタイプは、強い相場転換のサインと言われています。真ん中の山が大きければ大きいほど反動が大きくなるので、合わせて覚えておきましょう
この時チャートと一緒に確認したいのが、取引高(出来高)です。取引高が多いほど活発に取引されている証拠です。つまり、注目度が高いかどうかがわかります。
注目度が高い株は、今後値上がりしてく可能性があります。下降していた株の取引高が増えてきたら、今後上昇していく可能性が高いと判断できます。
下降トレンドだった株価が、長めの陰線・短めの陰線もしくは十字架・長めの陽線という形になった場合、買いのサインです。
特に長めの陰線と短めの陰線の間隔(1日目の終値と2日目の始値の価格差)が大きいと、相場転換の大きさが大きいといわれています。
短めのローソク足や十字架は値動きが鈍っている証拠です。そんな時に大きめの値上がりの動きが出てくると、みんなそれに追随していくためだと考えられます。
前述のローソク足とローソク足の間隔(1日目の終値と2日目の始値の価格差)が開いている状態を窓と呼びます。
三空とは窓が3つ連続で続くことを指します。
売り注文が過熱して割安だと思われ、買いに行く動きが強まるためだと考えられます。
画像右側にあるように、窓はなくても大陰線が連続して発生する「大手三陰線」も同じ状況です。
どちらも出来高が増えるほど信頼度が強いです。大手三陰線は陰線が長いほどその後の反発力も強くなります。
もみ合い相場で陽線が3本連続で階段状にできるような形を取った時は、買いサインです。
底値か横ばいでもみ合っているようなトレンドの株に、この形が現れたら買いのサインです。しかし、高値圏で出現したり、3本目の陽線が短かったり、上に長めのヒゲがついている場合は、上昇しない場合もあるので、見極めは慎重に行いましょう
上昇相場が、大きな陽線をつけてしばらく一時停止して見えるような場面で、もう一度、前の陽線の上値より高い大きな陽線が現れたら、買いのサインです。
大きな陽線が出ると勢いがよさそうに見えますが、それがいったん落ち着いてしまったときに、前の高値を超える陽線が現れると、勢いを取り戻し、再び上昇トレンドに乗ります。
1本目の大陽線を割り込まなければ、ホールドしてOKです。しかし、そこを割り込んでしまうと一気に売りが入るので、損切の準備も同時にしておきましょう。
暴騰後、急落した株が、落ちた価格の半分くらい株価が回復する、という動きが、200円前後で売買できる比較的小型の株でよく起こります。
暴騰の原因は決算情報や業界ニュースなど様々ですが、特に意味もなく暴騰する株も多いです。急落する原因は、暴騰前に保有していた株主が一斉に売りに出すためだと考えられます。
例えば一まで100円だった株が、200円まで上がって、150円まで落ちたとします。この150円が買いポイントです。ここで下げ止まれば、150円から、175円まで回復することがあります。
上記のパターンの中で、半分ではなくまるまる回復するパターンもあります。この場合、さらに株価が上昇していく可能性が大きいです。
例えば一まで100円だった株が、200円まで上がって、150円まで落ちたとします。これが再び200円まで回復したとしたら、その後株価が伸びていく可能性が高いと判断します。
この場合、前日の安値より本日の終値が低くなるまで保持しておくことをお勧めします。終値が前日の安値を割った場合、勢いが衰えてきた証拠ですが、そのサインが出てくるまでは、勢いが継続すると考えられます。
半値押しもそうですが、なぜ暴騰したのか、銘柄の企業の業績はどうか、といったことを確認しましょう。一時のバブルに呑まれて損失を被るリスクもあるので、要注意です。
天井(トレンドラインの上値)をつけてから急落した株は、その後も下降トレンドを続けていくパターンが多いです。
しかし、下落から3ヶ月以上たっても、天井の価格の65%程度で下げ止まった株は、その後反発する可能性を秘めています。
底値圏で現れる反発のサインです。カラカサの下ヒゲが長いほうが反発力も強くなります。
下落の角度が急であるほど信頼性は高く、さらに出来高も増えていれば上昇の確度も高まっていきます。
抱き線(包み線)は、画像のように前日の足形より、前日の足形を完全に包み込んだ足形です。
下落相場で現れた時は相場転換のサインです。特に陰線だった場合は、「最後の抱き陰線」と呼ばれ、強い反発のサインとなります。
最後の抱き陰線について解説します。下落局面で、前日より高い始値がついた大陰線は、逆張りの買い注文が入り安くなります。翌日に陽線がつくことで、反発の期待が強まるのでさらに買い注文が入ることが多いのです。
はらみ線とは、抱き線とは逆に前日の足形のレンジ内で取引を終えることです。
下落相場では大底付近のサインとなります。
陰線の中に十字線が収まる形の大陰線のはらみ寄せは特に信頼度が高いといわれています。
移動平均線は、ローソク足がどのような動きをしたか、一定期間の平均を取って線で表現したチャート指標の1つです。移動平均線を使用した、値上がり株のチャートの形について、解説してきます。
5日移動平均線のような短期のトレンドを追いかける際に有効なテクニックです。
下降トレンドだった平均線が徐々に緩やかになり、陽線が現れて移動平均線が上に向いた瞬間が絶好の買いポイントとなります。
画像のように5日移動平均線が上に曲がった状態で、移動平均線から大きな陽線が伸びていたら理想の形です。
画像のように25日移動平均線と5日移動平均線のトレンド(方向)が同じ場合、移動平均線同士が接近したタイミングで出現しやすいといわれています。
「株価が下落した後、短期の移動平均線が長期の移動平均線を突き抜けて上に抜ける」というチャートの形です。
長期のトレンドラインを、短期のトレンドラインが上に突き抜ける形で、下降トレンドが上昇トレンドに転換するサインとなります。
日足チャートの場合、短期は25日移動平均線、長期は75日移動平均線を使用することが多いそうです。
より短期で見る場合、5日移動平均線と25日移動平均線を使用することもあります。
上昇後、長期線が短期線に追いついて調整局面に入ります。その際、長期線が上向きにもかかわらず、短期線が長期線を下回った時は、「深押し」というタイミングです。
マクロ的な状況にもよりますが、ここからまた上昇していくことが多いので、ゴールデンクロスを逃した際は注目しておくとよいでしょう。
乖離率とは、25日移動平均線や、75日移動平均線から、現在の株価がどれくらい離れているかを指します。
移動平均線より下にローソク足が位置している場合、移動平均線に近づくように、株価が回復していく確率が高いのです。
暴落した原因がはっきりしているものは警戒が必要ですが、特にこれと言って見当たらないものは、リストアップして株価が動くのを待ちましょう。
移動平均線の高値と高値を結んだ線と安値と安値を結んだ線を引いたとき、上下どちらかの線を株価が突き破った時、レジブレイクと呼びます。
実践では下降トレンドでも下値が更新されず、右肩下がりの三角形になったり、上昇トレンドでも上値が更新されず右肩上がりの三角形になったりします。また、上値・下値のレンジが少しづつ狭まっていく真横の三角形になったりもします。
こうした状況を「三角持ち合い」と呼びます。高値を結んだ線からレンジブレイクした時が買いのチャンスです。
投資玄人になるほど、「投資は売り抜けるのが難しい」と言いますが、そもそも初心者にとっては買うことも一苦労です。
しかし、ここまで紹介してきた値上がりが期待できるチャートの形をモノにできれば、後は機械のように売買できれば勝率はかなり高くなると思います。
値上がり率ランキングや、ヤフーファイナンスの高い乖離率ランキングなどを見て、良さげな形のチャートを探すのを習慣づけましょう。毎日10~20分でできます。兼業投資家なら100銘柄くらいは見ておきたいモノです。
毎日見てれば、暴騰しやすい銘柄なども見えてくるので、ピックアップして時を待つ楽しみを見いだせたら最高ですね!
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信託報酬や投資対象といった基礎情報でおすすめのファンドをまとめました。
超過収益を目指すアクティブ投資のファンド。実績日手は2017年10月から、過去1年間のモノを使用し、収益力が高いと管理人が考えたファンドを紹介していきます。
運営会社:アセットマネジメントOne
6ヶ月騰落率 | 12ヶ月騰落率 | 設定来高騰率 |
---|---|---|
14.35% | 40.47% | 112.86% |
純資産残高は228億円。実質信託報酬は1.728%となっています。
集中投資と分散投資を機動的に取り入れており、中小型・新興国市場の銘柄も取り入れているファウンドです。
運営会社:三井住友アセットマネジメント
6ヶ月騰落率 | 12ヶ月騰落率 | 設定来高騰率 |
---|---|---|
16.57% | 38.11% | 147.26% |
純資産残高は36億円。実質信託報酬は0,9072%です。
配当性向や予想配当利回りといった、配当を指標にした銘柄選定が特徴です。
運営会社:三井住友アセットマネジメント
6ヶ月騰落率 | 12ヶ月騰落率 | 設定来高騰率 |
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5.59% | 28.02% | 184.86% |
純資産残高は641億円。実質信託報酬は2.0294%です。
インドの内需きぎょ関連株に対して投資をしています。
運営会社:SBIアセットマネジメント
6ヶ月騰落率 | 12ヶ月騰落率 | 設定来高騰率 |
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28.07% | 61.23% | 63.5% |
純資産残高は167億円。実質信託報酬は1.8144%。
国内中小型株式市場をメインに売買しています。銘柄の傾向は、財務安定性の高い割安株。
運営会社:ラッセル・インベストメント
6ヶ月騰落率 | 12ヶ月騰落率 | 設定来高騰率 |
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10.56% | 34.42% | 33.08% |
純資産残高は2億円。実質信託報酬は1.188%。
複数の運用会社を組み合わせて、世界中の株式に投資をしています。
信託報酬や投資対象といった基礎情報でおすすめのファンドをまとめました。
低コストかつリスクを抑えたい方向けのインデックス投資からまとめていきます。インデックス投資は分散型投資によるリスクヘッジが特徴です。どんな銘柄、商材に対して投資をしているのかも確認しておきましょう。
商品名:たわらノーロード
「8資産均等バランス」計13本
為替ヘッジ機能で、円高進行時に基準価格の下落リスクを低減できる。
商品名:「購入・監禁手数料なし」
「6資産均等バランス」計11本
「6資産均等バランス」は、他社には珍しいタイプ
商品名:eMAXIS Slim(イーマクシスシステム)
「8資産均等バランス」計6本
他社の類似ファウンドが信託報酬率を引き下げた場合、同程度まで引き下げる
iDeCoなどの積み立て投資は、毎月かかる手数料も確認しておきましょう。長期投資において手数料は大きなコストとなります。
ここでは、iDeCoを使用した場合の加入手数料や預けている総額ごとの手数料を比較していきます。
※ライトコースと標準コースでは、保有できる金融商品の内容が異なります。詳しくは公式HPをお確かめください
iDeCoを使用する場合、年金の手続きを行う国民年金基金連合会と、金融商品を取り扱う信託銀行、そして口座を開く金融機関に、毎月料金を支払わなければなりません。
国民年金基金連合会には、初回のみ加入手数料2,777円が必要です。そこから、積み立てを行う月には毎月103円の手数料が発生します。信託銀行には64円の手数料です。
この2つの手数料は、iDeCoを使用する限り毎月発生します。前出の比較表で、「運用期間中にかかる手数料」が167円、もしくは64円となっているものは、口座管理などの名目で手数料を取っていないことになります。
また、iDeCoでは、還暦を迎え積み立てた資産を受け取る際に、1回につき432円の手数料を信託銀行に支払わなければなりません。
また、ほかにも、iDeCoで購入した金融商品を扱う信託銀行の、信託報酬が発生するという点です。
一般的に金融機関ごとに差はありますが、マネックス証券などのネット証券のほうが信託報酬は割安の傾向があります。
iDeCoは、積み立て型で60歳以上にならないと引き出しができません。このため、毎月の手数料に着目して金融機関を選ぶことをお勧めします。
一方NISAのほうは引き出しが可能で、かつ5年間という期限付きな分、利益を得ようと思ったら取引回数が多くなります。このため、「販売手数料」にも着目して金融機関を選ぶことをおすすめします。
売買手数料が安い投資信託会社で紹介しているので、ぜひ参考にしてください