安伸投資
安伸投資
医療の発達とともに、人間が生きていかなければいけない年数がどんどん伸びています。
それ自体はとてもよろこばしいことですが、企業の寿命が人の寿命よりも短くなった現代、「働き方」と「将来の資産形成」を、しっかりと考えなければいけません。
この記事では、リタイア後も生活をしていくための、「将来の資産形成」に焦点を当てて、今からでもやるべきことを考えていきます。
生活のために行う投資は、長期投資、特に分散型の投資信託がおすすめです。デイトレードやビットコインといったいわゆる投機とは別物です。
この投資信託は、あくまでも資産形成です。成長が見込めそうな実態(会社など)に、お金を置いておくこと。そして成長したらその分け前を少しもらう、と考えるとわかりやすいと思います。
会社のように実態があるものの成長は、時間がかかるものですので、長期的な視点で行う必要がります。
長期的な視点で見ておくことは、短期的な投資による一時的な価格変動による一喜一憂が必要ないので、初心者の方にもおすすめです。
分散型というのもポイントです。個別の企業を探すのではなく複数銘柄に分散するため、個別リスクを取らずに相場全体の成長を受けることができます。
国内だけでなく、世界中に分散投資ができれば、世界の成長を受け取れます。
なぜ分散型の投資信託がおすすめなのか、そこには理由があります。
人生の中における資産を時系列で考えると、「増やす時期」「取り崩す時期」「引き継ぐ時期」に分かれます。
仕事をしながら資産を増やし、リタイア後に取り崩し、亡くなった後で後世に引き継がれます。
投資を始めようと思う方は、仕事をしても資産が増やせないか、リタイア後の生活に不安がある方だと思います。
生活の中で投資をするというのは、自分が本業で今の生活を支えながら、お金に未来の稼ぎを一部稼いでもらうということです。
短期的な小遣い稼ぎの投資ではなく、長期的な自分の生活の手段として考えていただくと良いと思います。
分散型投資信託がおすすめ、と言われても、ピンとこない方のために、株式投資と比較してご説明していきます。
MUFG資産形成研究所の2019年のアンケート調査によると、最初に投資を始めたのが株式投資の個別銘柄という回答が多かったそうです。
儲かる株の見つけ方も世の中には存在していますが、多くの人にとってこれが非常に難しく、また、抵抗感があることは否めません。
そして意外なことに、投資信託の保有者は、個別株式の保有者よりも金融リテラシーが高いという結果が出たそうです。
投資信託は、多くの銘柄に分散投資してくれる初心者向けな商品ですが、実態は投資に詳し人のリスクヘッジ資産になっているようです。
逆に言えば、投資初心者が失敗しやすいのは、こうした商品の特性を知らないからだともいえます。
複数の投資信託を組み合わせることは、意外と上級者でも難しいものです。
このため、初心者の方には国内外株式のインデックスファンドなど、バランス型の商品を一つ保有しておくだけでも良いと思います。
もちろん、毎月発生する手数料が安いものの中から、今後成長しそうな業界のモノを取り扱っている商品を選ぶのも手です。
おすすめの投資信託商品を紹介しているので、興味のある方はご一読ください